量質転化
先日、TwitterでFollowしている方のニュースで
少年が片言のポルトガル語でCロナウド選手に質問しているときに、
それを聞いていた日本の方が笑っています。
それに対し、「どうして笑うんだ」
「彼のポルトガル語は上手だよ」
「彼は十分努力している」
と言って、笑いを拍手に変えたCロナウド選手。
ここに日本人と海外の方との考え方が見受けられます。
1 日本人は質にこだわりすぎて、
まずは形にすることが苦手
例えば、何かするとき、
自分なりに創意工夫を凝らし、できるだけ完成度の高いものを求めるのが日本人。
一発でそれがうまくはまり、
本人の創造性豊かな立派な作品となる場合もあります。
しかし、
仕事などを進めていて、最後の最後でやり直し。
前提をとらえ違えていた。
なんてことは、僕も経験上ありました。
外国語について言えば、
あいさつ程度話せるとします。
日本人なら
Q __語が話せますか?
A いや、話せません。
ただ、海外の人だったら
Q 日本語が話せますか?
A Yeah!「すしー」「てんぷらー」「おおきにー」
となるということをお聞きしたことがあると思います。
(※もちろん個人差はあるが)
完璧を求めるにしろ、完成までの途中で何段階か
相談をしたほうが得策かと思いました。
友達のお話では、海外のある国では本当に製品の完成度が低く、
毎回その品質をチェックしては、
やり直させるという話を聞いたことがあります。
チェックする側としては大変ですが、
まずは「不完全なままで世に出してみる」
それからフィードバックをもらい、
質を改善していくというプロセスを辿っていると思います。
その会社も結局は無事に製品を出荷できているわけですし、
結果的にそこで流れを止めてしまうより、
「不完全を出してみたほうが、早くできる」ということの一例でしょうか。
"Done is better than perfect"
という言葉が示す通り、
形にする場数を経験することで、
その質も向上すると思います。
そう考え、このブログもヘタクソですが、毎日更新を心掛けております。
2 人前に立つと化ける
孫正義社長のお言葉で
- 20代で名乗りを上げ
- 30代で軍資金を最低で1,000億円貯め
- 40代でひと勝負し
- 50代で事業を完成させ
- 60代で事業を後継者に引き継ぐ
というお言葉があります。
・20代で名乗りを上げる
つまり、若いうちに自分の身の丈以上のチャレンジを
他人の目にさらされるところで、やってみることの重要性を説いているように思います。
小学6年生という若さでチャレンジした彼は
その後の人生が変化したことでしょう。
何をするにしても、
もちろん完璧をもとめたいですが、
まずは形にする、最後までやり切ってみるということを意識します。
3年後は彼のように化ける自分であるために
日々努力を続けていきます。
ただ量をこなすだけでなく、
必ずフィ―ドバックをもらったり、自分で反省する時間も設けるようにします。