大津交通事故から考える質問力
こんばんは。
ajarnchaiです♪
先日、大津市で痛ましい交通事故がありました。
園長先生に対する記者会見は物議を醸しています。
記者の質問から学んだことをまとめていきたいと思います。
それは
質問する力は現代社会で生きていく上で非常に重要だということです。
というのも記者会見を見ていて、 園長先生対する配慮が足りないと感じたからです。
質問するということは得たい情報を聞くということも大切ですが、
まず相手の立場になること
相手が答えたくなるような質問をすることも重要だと思いました。
先日の会見ですと
「正直、憤りを感じました」というコメントもうなづけますし、
会見の途中で退席する可能性も考えられました。
つまり、これ以上あなたの質問に答えていられない
というような気持にさせてはいけないのです。
逆に、
相手が答えたくなるような質問をすると、
こちらが聞かなくても、
相手が自分から話してくれることもあります。
相手が答えたくなるような質問とは
1 相手が得意な話をする
SNSで多くのフォロワーを抱える方の投稿を見ると、
その分野に関して得意な方へ向けて発信し、
答えやすい投稿が多いように思います。
例えば、ダイエットについての投稿で
「先日、プチ断食を実践しました。
今、2週間継続中で15時間の断食をしています。
結果、体脂肪率を1%落とすことが成功しました。
このような経験がある方、
継続するポイントなどアドバイスをよろしくお願いします。」
など自らの体験を踏まえていること、
そして、具体的な質問をしている方が見受けられました。
また、栄養学に詳しい方
健康意識が高い方からも回答が得られる可能性が高くなります。
解答者としても自分の知識や経験が人の役に立つので、
お互いにとってメリットです。
2 答えを予想した上で質問する
これは日本語教育の分野で学んだことです。
たとえば、
「住んでいます、結婚しています」など
状態を表す「~ています」を教えたいとします。
その際、答えを先に予想します。
「私の兄は結婚しています。
私の母は大阪に住んでいます。
高校生のとき、兄はまだ結婚していませんでした。
高校生のとき、家族は大阪に住んでいませんでした。
高校生のとき、家族は東京にすんでいました。」
それが答えになるように質問を考えておきます。
「あなたのお兄さんは結婚していますか。
あなたのお母さんはどこに住んでいますか。
高校生のとき、あなたのお兄さんは結婚していましたか。
高校生のとき、家族は大阪に住んでいましたか。」
などです。
1を踏まえ、相手の得意な分野に関して、
答えやすい質問を考えることで
相手がよりあなたの質問に答えたくなりますし、
聞く姿勢がよければ、
こちらから質問しなくても
より相手から引き出せるということが報告されています。
実際、私の学生の中にとても聞き上手な学生がいます。
かつ、私の好きなタイについて、テニスについてなどの質問をし、
こちらとしても答えていて、
気分がよくなります。
まとめると、
1 相手の得意な分野について説明する。
2 相手の答えを想定して質問を考える。
簡単そうで以外とできていなかったことが多かったです。
単純に頭に浮かんだことが質問ではありません。
相手を思いやってコミュニケーションを図る。
それが真の質問力ではないでしょうか。