「こんにちは」と話しかけて
寝落ちして遅くなってしまいました。
ajarnchaiです♪
最近、外国人の方をよく目にするという方も多いでしょう。
私は日本語教師をしているので、
毎日外国人と顔を合わせていますが、
「日本に住んでいるのに、日本語を使う機会がない」
という声をよく耳にします!
全く日本語を使う機会がないわけではないと思いますが、
彼らの感覚では少ないと感じるのでしょう。
確かに
何人でも、まず「Hello」「Can I help you?」と
英語で話しかける人が多いですね。
本当に英語でいいのでしょうか?
結論から言うと
「こんにちは」と話しかけるのがベストです。
その理由について書いていきます。
「こんにちは」の魔力
・あいさつ→ガードを下げる
・親しみやすさが出る→その人の感情が出やすい
・承認→日本に住んでいる、日本に来たことを承認
それぞれ深堀りしていきます。
・あいさつ→ガードを下げる
こちらはどの言語でも同じでしょうが、
あいさつには「あなたはわたしの敵ではないですよ」という
姿勢を示し、
会話を自然に始めることができます。
こちらからあいさつすることで、
相手の存在を認め、
円滑なコミュニケーションにつなげることができます。
・親しみやすさが出る→その人の感情が出やすい
複数言語を話す方はわかるかもしれませんが、
外国語だと、自分の言葉のようで
どこか感覚がずれていたり、
頭や心の中で思ったことを
ありのままに言葉にすることが難しいです。
(※母語並みに話せる方は当てはまらないかもしれませんが)
ーこんなことがありました。ー
電車の中で、全く英語のできないおばちゃんが
外国人に話しかけられました。
どうするのかなと見ていましたが、
見事なまでにオール日本語(笑)
スマホを片手に、とにかく伝えたいという勢いだけで、
乗り換えを説明していました。
乗換駅、線の名前をはっきりいい、
細かいことを抜きになんとかしたい
という熱量に圧倒されました。
流暢な英語で説明するのも丁寧でいいですが、
母語のほうが熱量を失わない分、ぬくもりを感じます。
私もタイに住んでいるとき、
タイ語が全くわからないにも関わらず、
タイ語で一生懸命説明してくれた方がいました。
ほとんど理解できなかったけど、
一生懸命伝えようとしてくれたその優しさがうれしかったです。
・承認→日本に住んでいる、日本に来たことを承認
タイに来た頃、よく中国人と間違えられて、
「你好」とあいさつされたり、
タクシーでは
「Hey Mr, Where do you go?」と聞かれたものです。
(※バンコクでは下の動画、あるあるです(笑))
心の中で、
「うーん日本人なんだけどなあ」
「タイに来てるのに、あまりタイ語が聞けないなあ」
と思った時期もありました。
どれだけ一生懸命タイ語で話しても
英語でしか返してくれない人もいました。
ただ、時間がたち、タイに住み着いたことで
ようやくタイ語で話しかけてくれるようになったとき、
この町の人になれた
認めてもらえた
という気持ちになり、嬉しかったです。
日本に住んでいる外国人
日本に旅行に来た外国人も
おそらく僕と同じような感覚を持っているでしょう。
そもそも
日本にいる外国人は少なくとも
日本に興味があるはず。
「こんにちは」など簡単な言葉は知っているはず。
「こんにちは」と日本語で話しかけて。